温泉微生物研究所について

温泉微生物の宝庫、別府を拠点に

研究所は、温泉の聖地とも言える別府を拠点に活動しています。別府は海と山に囲まれた独特の地質分布から泉種が豊富で、全11種類に分類される泉質のうち10種が存在します。泉質の種類が多いので神経痛やリウマチ、アトピーなど効果効能も多岐にわたり、古くから湯治の湯として親しまれてきました。こうした効能をもたらす正体を科学的に解明することが研究所設立の目的でした。

温泉微生物の真実を解明するために設立

2010年4月には、当時イギリスのマリーキュリー研究所の研究員だった加世田国与士(かせだくによし)博士を招聘して、「温泉微生物研究所」が設立され、スタートしました。博士を中心とした研究チームは当初から温泉微生物の可能性に着目し、さまざまな源泉から無数の微生物を採取し研究をおこなってきました。

有効な微生物を特定

チームは長い時間を研究と実験に費やします。しかし温泉には予想を超える数の微生物が存在していました。採取した温泉微生物の中から人への有効性を特定できた4種の新・微生物を発見。2013年には、ついに「抗炎症作用」「抗酸化作用」「抗糖化作用」など優れた効能を持つ温泉微生物「温泉藻類RG92」の発見にいたります。これらを次々と解析・実証した実績は、国内外の学会で大きな反響を呼びました。

医療や食の分野へ。可能性は無限大

現在では「温泉藻類RG92」や「温泉酵母M-1」の人の健康や美容への活用はもちろん、医療やスポーツ、食などへの応用を見据え幅広く実証実験と提言を行なっています。さらに先進バイオテクノロジーを使った高速培養にも成功しています。