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【学術発表・講演】コスメティック ダーマトロジー(Cosmetic Dermatology)アメリカ フィラデルフィア

2015年12月7~8日 アメリカ フィラデルフィアにて開催された 化粧品皮膚科学とヘアケアにおける国際会議 にて、サラヴィオ中央研究所 所長 加世田 国与士 が、毛乳頭細胞内におけるミトコンドリアの形態と機能について講演しました。

世界的注目を浴びるサラヴィオの毛髪研究

サラヴィオの毛髪研究は、最優秀賞を受賞した第7回世界毛髪研究会議、第8回世界毛髪研究会議、ミトコンドリア国際学会等で学術発表を積み重ねている他、原著論文がイギリスの国際科学専門誌に掲載される等、世界中のドクターから注目が集まっております。

今回の講演はこういった実績が評価され、大変名誉な「招待講演」という形で、世界屈指の皮膚科学・ヘアケア関連のドクター達へ日本の先進的な毛髪研究を発表してまいりました。

招待講演の感謝状を受け取る加世田。世界193ヵ国のドクター中から最も期待される20名が招待された。「My life wouldn’t be the same without Saravio(サラヴィオのお陰で人生が変わりました)」と語る。

世界トップレベルのドクターが講演

  • アメリカ・デンバー総合形成外科 形成外科医 Thomas Narsete
  • 韓国・ソウル国立大学病院 形成外科医 Sung Tack Kwon
  • マケドニア・システナ診療病院 皮膚科医 Andrej Petrov
  • フランス・ジェネックス研究所 国立科学研究センター所長 Philippe Benech
  • ハンガリー・ウィグナー物理研究所 米国光学学会 Robert Szipocs
  • 日本・サラヴィオ化粧品 中央研究所所長 Kuniyoshi Kaseda
  • イギリス・ラフバラー大学 科学工学部助手 Omid Arjmandi-Tash
  • インド・B-Perfect Aesthitic Solutions 毛髪移植・美容外科医 V Hari Kumar
  • ナイジェリア・Lagos University School of Medicine 学部長/州医学委員会委員長 Adele Owolabi
  • イラン・Payam Noor University Fatemeh Salehinia

招待講演者抜粋(順不同)

トップバッターの講師を務める加世田
世界初の研究成果に活発な質疑応答が交わされる

国立科学研究センター所長らからも注目されるM-1開発チーム

Cosmetic Dermatology(コスメティック ダーマトロジー)式次第


毛髪に関する3演題を学術発表

タイトル: 温泉藻類®RG92が糖化型脱毛症を抑制 <糖化による新規脱毛メカニズムを提唱>

(写真)ウィグナー物理研究所(ハンガリー)、サラヴィオ中央研究所 主席研究員 宮田 光義 博士

毛乳頭細胞における一次繊毛の役割<スフェロイド型毛乳頭細胞による発毛シグナルの増強>

(写真)ソウル国立大学病院 教授(韓国)、サラヴィオ中央研究所 上席研究員 松島 一幸 博士

毛乳頭細胞内のミトコンドリアの形態・制御の分子機構<発毛エネルギーの調節機構を解明>

(写真)フォトニックメディカル社長(米国)、 サラヴィオ中央研究所 主任研究員 御筆 千絵

研究室からのメッセージ

ハイレベルな化粧品皮膚科学の学会へ招かれ、たいへん光栄です。私は2日目のトップバッターとして講じさせていただきました。皆、様々な角度から真剣に研究を行っており、新しい技術や知識を求めていると身に沁みました。斬新的な私たちの研究は国境を越えて興味を持ってもらうことができましたが、私たちも更に良いものを求めて、一人でも多くの方のお役に立つ研究、そして商品を生みたいと、決意を新たに帰国しました。

今回の学会は、化粧品皮膚科学とヘアケアにおける国際学会の初年度にあたり、私は「創立委員」として責任ある立場も担っています。サラヴィオ化粧品の一兵卒として、そして国際学会の委員として、正直二足のわらじは荷が重いですが、「一生勉強」を胸にこれからも励んでまいります。

平成27年12月8日

サラヴィオ中央研究所 所長 加世田 国与士

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